配送ドライバーが稼げる理由
「ドライバーは稼げる!」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。実際、求人情報雑誌のドライバー募集のページをめくっていただければ、「入社1年目で月収50万円!」「入社1ヵ月、24歳で月収35万円!」など魅力的な収入事例があちこちに並び、その言葉が事実だとわかるでしょう。
なぜドライバーは稼げるのでしょう?
答えは日本の物流事情を見れば一目瞭然です。
国土交通省が5年ごとに実施している『全国貨物純流動調査(物流センサス)』の調査報告の中に「輸送機関の分担」という項目があります。鉄道、海運、貨物自動車(トラック、バン、ワゴン)、航空などさまざまな輸送機関がある中、貨物自動車が占める割合は2005年調査では86.1%、2010年調査では88.7%、2015年調査では84.3%。圧倒的大部分を貨物自動車が占め、日本の物流は貨物自動車なしには成立し得ないことをハッキリと示しているのです。
つまり時代が移り変わり、さまざまなテクノロジーが進化しても、貨物自動車による輸送の仕事がなくなることはなく、その担い手であるドライバーは常に求められているというわけです。